自称山崎賢人似26歳日記

自称山崎賢人似の26歳の日記です。彼女はいます。

「戦場写真記者の行方」という名のトドメの接吻

「戦場写真記者の行方」藤谷雅彦著

 

精神科医として働く”中井”。年は50近く。

平日は都心にある総合病院にて精神科医として勤務。

毎週土曜日は、医学部生時代の恩師”伊藤”の助言に従い、恩師が開業した「伊藤医院」で内科医として勤務している。

 

恩師伊藤からの助言は、こうだ。

「君は特別な力を持っている。こと、精神科医となれば、その力により患者の心を支配しかねない。だから、内科医として勤務するのが良い。」

 

中井は、その言葉の真意は測りかねたものの、その助言を半ば受け入れ、

普段は精神科医、週末は内科医として働いている。

 

中井の元に、旧知の藤村から

「人を預かって欲しい。」

との連絡が入る。

しかも、精神科医として病院で預かるのではなく、中井の自宅で預かって欲しい。のだと。

 

預かって欲しいという男の名は竜崎。年は60歳。

若い時分から、アメリカの報道社「グローブ・タイムズ」の専属の「戦場写真記者」として、世界各地に赴き、銃撃や爆破テロなどが日常的に起きる、戦争や紛争の現場の写真を撮り続けていた。

 

イラクに訪問していた日本人外交官が、現地の日本大使館に、精神錯乱状態で保護されていた竜崎を引き取り、日本に連れ帰り、親交の深く知人に精神科医のいる藤村に、今回の件を頼んだ。ということらしい。

 

精神科医」の中井に預けられる「戦争写真記者」竜崎。

戦地イラクで竜崎の身に起きたことは一体なんなのか。

人の心を癒すことを職業とする中井が竜崎にしてやれることはなんなのか。

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人間を業と心。

 

「戦争写真記者」だからと言って、銃撃戦の最中、服が火で焼かれ裸のまま銃弾から必死で逃げる少女の写真を取ることは、一体なんのためになるのか。

その場に居合わせた自分が人としてまず第一にすべきことは、

その少女を、人間の命を救い上げることではないのか。

 

竜崎は、自らが生業としてきた「戦争写真記者」の仕事を通して、精神を病んだ。

自らのしたことが、何かの救いになっているか。思ってしまったからだろう。

 

竜崎の心は優しい。

作中の表現で、竜崎は「受け入れる人」だ。ということが書かれていた。

対して、竜崎を心の拠り所にしていた女性達は「立ち向かう人」だと。

 

男性は「受け入れる」

女性は「立ち向かう」

ということなのかな。

 

女性は強い。ということは確かに共感。僕もそう思う。

「立ち向かう」時に不安になるけど、僕たち男が「受け入れる」ものとして、彼女達を支える。

なんとドラマチックな構図...

 

「父と母」の関係にも似たとこともあるような気がします。

・男性=「受け入れる人」=「母」

・女性=「立ち向かう人」=「父」

ですが笑

 

日本的な家族像って、断然、

父が稼ぎ、母が家庭を支える。って感じじゃないですか?

 

でも、実は、本能的に逆の方が向いているんじゃないかと思うんですよね。

女性の方が、精神的に圧倒的に強靭。

男性の方が、か弱い。女々しい。

 

だから、、

だから、別にどうってことはないですけど笑

 

・女性的な強さと男性的な強さ

・女性的な弱さと男性的な弱さ

っているのも、違いますもんね。

 

こうだらこう、みたいな決まり切った味方って窮屈ですよね。

 

最近

「物事はみる角度によって真実は異なる」

正解はない。

ってことを学び始めました。

 

正しさは個々人が選べばいいもので、他人がとやかく言うべきものではないですよねwww

無粋ですよ。と。

 

たまたま渋谷の道玄坂で拾った本だけど、

いい本だったので、よかったですwww