自称山崎賢人似26歳日記

自称山崎賢人似の26歳の日記です。彼女はいます。

流山ブルーバード

1月20日(土)19:00

舞台「流山ブルーバード」を見た。

 

・出演者(印象に残っている順)

皆川猿時

大賀

賀来賢人

柄本時生

 

「流山」とは、千葉県にある街。有名な公園か何かがあった。気がする。

想像するに、本当に、これといって特徴のない、全国どこにでも転がっているよくある地方の街なんだろう。

 

「ブルーバード」とは、外国の誰か書いた物語「青い鳥物語」から引用。多分。

現実にありもしない、あまりにも美しい空想上の生き物「青い鳥」=「ブルーバード」を追い求めて、結局そんなものはないよ?みたいな物語だったと思う。

 

過去、私は、勤めていた会社で精神的に苦しくなって、軽度の精神疾患だと診断されたことがある。

その診断を下した医師に、初めて青い鳥物語の話を聞いた。

 

「最近、自らが掲げている”理想”と、実際に自分の実力である”現実”があまりにも乖離していることに思い悩んで、精神的に思い悩んでしまう人が多い」と。

 

私は、いわゆる「青い鳥症候群」なのだ、という診断を受けた。

(真面目な人ほどかかりやすい病気?らしい)

 

話は戻って、

「流山ブルーバード」は、地方「流山」を舞台にして、「ブルーバード」を追い求めてしまう人たちの物語だ。

 

「流山」でなんとなくただただ家業を手伝っている人や、結婚したもののなんとなく不満があッたり、親の反対を押し切って夢を追いかけて上京したもののうだつのあがらぬ生活をしているフリーターだったり、よくありそうな人たちが出てくる。

 

僕は、なんとなく家業を手伝っている奴(賀来賢人)と其の兄(皆川猿時)の最後のやりとりがすごくグッときた。

 

猿時さんの

「話があるんだ」

「今日の夜何食べた?」

「そういう話がしたいんだよ!!」

「上ばっか見てると、足元に落ちている小さな幸せに気づけなくなっちゃうぞ。」

「足元に百円落っこちているかもしれないのに」

 

みたいなそんな会話。

めちゃくちゃ涙した。

 

みんな何かわからないけど、形のわからないものに押しつぶされそうな不安を抱えて生きて、壊れてしまう人もいれば、今のところなんとか正気を保って生きている人もいる。

みんな、不安。みんな、幸せ。みんな、不幸せ。みんな、夢を叶えたい、本当は。

 

置かれた場所で咲きなさい、なんて本がベストセラーになったことがあった。

読んではいないが、きっと、どんな場所でも人はやりがいを見いだせるし、目の前のことに夢中に慣れればあなたは幸せになれる。という趣旨の本なのではないかとも思う。

(全然違かったらすいません)

 

そうだろうとは思うが、やっぱりそんな、自分の現状を合理化して「幸せ」だとか「充実」だとか思い込めない人はいて、そしてそんなことはとても辛い。

死んだほうがマシ、かもしれない。

 

とかなんとか思うけど、

どんな状況でも「小さな幸せ」って絶対転がっている。

気がつけていないだけで、絶対に僕たちが幸せなきもちにしてくれる些細なことは、

たくさん、そこら中に転がっている。

 

そんなものを、一つ一つ、僕たちは拾い上げることで、なんとか幸せそうに、生きていくことができる。それは本当のことだ。

時々、其の小さな些細な幸せを、見落としてしまうことはあっても、僕は生きていける。

それは「流山ブルーバード」を見た記憶があるから。

この物語にとても「グッときた」というまぎれもない事実を、僕は覚えているから。

 

折に触れて、思い返したい舞台作品のひとつだ。